ロシアピアニズム歩きとロシアピアニズム体型

ロシアピアニズム歩きは、受動歩行ロボットと同じ歩き方。


振り子で歩く。

重心の転がりで歩く。

脚のしなりで歩く。

膝が反っている人はこの歩き方になりやすい。


前に進むために筋肉を使わないから、下半身が細い。

ふくらはぎ、大腿四頭筋外側が特に細い。


振り子で歩ける体は、細い下半身に比べ、上半身が大きい。

だから見た目のバランスが、下半身4上半身6になる。

これがロシアピアニズム体型。


究極に踏めるバレエダンサーは下半身1上半身9になります。

踏めれば踏めるほど、転がりやすくなり、全身の揺れ幅が大きくなるからです。


対して、日本人は重心の転がりではなく、筋肉で床を蹴って前に進む。

なぜなら、膝が曲がっているから。

自分では、まっすぐに膝を伸ばしたつもりでも、わずかに膝が曲がっている人が多いのです。


足首を蹴る時に、腓腹筋を使う。

この筋肉は二関節筋だから、使うと膝が曲がりやすい。

膝が曲がると大腿四頭筋に力が入る。

常に力の入った筋肉は固まりやすく、脂肪が落ちにくい。


だから日本人はふくらはぎと大腿四頭筋が太い。


転がりが無いから、関節が折れ曲がりやすい体。

下半身の関節を曲げて重力を逃がすから、上半身は貧弱な体型になる。

(床が踏めるバレリーナなら、膝から上の関節を無意識に曲げてバランスをとることはしない)


見た目が下半身6上半身4のバランスになる。

これが日本人歩きしている日本人体型。

踏めないほど、下半身が筋肉と脂肪で大きくなる。


この体型の比率はボディビルをやっても、ダイエットして体重を減らしてもほとんど変わりません。

洋梨体型の人はボディビルをやると、洋梨体型のまま筋肉が肥大し、ダイエットしても洋梨体型のまま細くなります。


これがロシアピアニズム体型と日本人体型の違いです。