上手く波が通過しないなら、どこか体に問題があると思います
なぜ問題が生まれるかと言うと。
体というものは普段の生活でよく使う部分をどんどん使いやすく、使わない部分をどんどん使いにくく、というように変化していくものです。
でも、それに本人はまったく気づきません。
長い年月をかけて少しずつ変化していくので、誰しも今現在の体が普通だと思っていますが、実は体本来の機能を失っているのです。
なかでも手という部分は、スマホ、パソコン、文字を書く、お箸を使って食事をする、荷物を持つ等で常に使われているため癖がつきやすいのです。
むしろ癖がついているから日常生活を効率良くスムーズにすごせるのです。
例えば荷物を持つなら、最も力を使わずに楽な持ち方をします。
だから筋力の弱い人、つまり日本人女性は最も癖がつきやすいです。
例えば薬指は不器用な指ですが、日常生活であまり使わない指なので、どんどん使いにくくなっていくのです。
そうすると手のひらや前腕の筋肉も、使う部分と使わない部分に、はっきりと分かれしまいます。
筋肉は固い部分とよく動く部分に分かれ、関節も動かしやすい方向と動かしにくい方向に分かれます。
その結果、手首は本来持っていた機能を失います。
これはロシアピアニズムにとって大きなマイナスです。
そういう問題をクリアしていかなければ、いくら練習してもピアノは弾けません。
ロシアピアニズムは日本人が使いやすい部分を使わず、使いにくい部分を使うからです。
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