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全身がヤジロベエ

今回もトレーナーのブログです。


ロシアピアニズムで、親指と小指はヤジロベエらしいですね。 

これはヤジロベエ重心。

弾く指そのもの重心ではない。


それと同じで、床が踏めると全身がヤジロベエになります。


足の親指と小指もヤジロベエ。

つま先と踵もヤジロベエ。


踏めない頃の私(トレーナー)は踵重心でした。

踵そのもの重心。


それはピアノに例えるなら手首重心。

手首が真下に落ちている。

手首に揺れの機能が無い。


イメージとしては肩→肘→手首。で止まってしまう。

手首から指先への転がり重心移動が出来ない。

だから、支えが無い。


水平な鍵盤を手首で水平に押してしまっている。

これが日本人に多い踏むと落ちる体。沈む体。




踏めない人は2種類に分けられます。

踵重心(ピアノなら手首重心)

つま先重心(ピアノなら指先重心)


左右の重心のかたよりも2つあります。

親指重心

小指重心。


どれも良くないです。


正しくは転がり重心、ヤジロベエ重心です。

それが「踏む」と「支え」。


筋肉を鍛えるトレーニング種目は、体の前面、背面、右側、左側でバーベルやダンベルを動かす種目に分けられます。


踏める体なら、すべてヤジロベエのように重心移動でバランスをとれる。


重心が元々かたよっていると重心移動でバランスがとれない。

だから踏めない人は自分の体にとって、やりやすい種目、やりにくい種目。その2つに分かれてしまう。

やりにくい種目は怪我をしやすいから、人間はやりやすい種目しかやらなくなる。


全身の筋肉はアンバランスに発達する。


これは本来の自分の個性ではない。

本来の自分のピアノではない。


全身をヤジロベエにしなければ、本来の自分の個性に会えない。


実は、このヤジロベエの話が「耳を開く」話に繋がります。


続く。