前回の続き。今回もトレーナーの記事です。
これが、私の持ち音ならぬ、持ち体型だったんです。
私は、この体型を大切にしたい気持ちになれなかった。
この体型が自分らしさ、自分の個性と言われても…。
私はアーノルド・シュワルツェネッガーみたいな体型になりたかったんです。
「もともと特別なオンリーワーン♪」と言われても、理想は追い求めたいです。
そしてジムのトレーナーとしてバレエと出会い、バレエの研究をしていろいろなことがわかりました。
その1つが、人間は床を踏めるようになると体型が大きく変わるということです。
床を踏むことをトレーニングに取り入れてからはボディビルの大会でも毎年予選通過して決勝に残れるようになりました。
床が踏めると全身の筋肉がまんべんなく発達して、全身の脂肪がまんべんなく落ちます。
だから筋肉の発達の極端な長所や短所は無くなります。
それまでは自分の個性、生まれつきの体質だから、いくら練習しても変わらないとあきらめていたことが、実はそうではなかったんです。
これを私は他の人にも体験して欲しいのです。
自分では、どれだけ練習しても、あるレベルから進歩が無い。
理想の音には遠いけど、それが自分の個性、自分らしさだと思っている方に。
あるいは自分の演奏が理想とは違うから、理想に近づけるためのスパイスをササッ!と振りかけたりしてませんか?
自分の持ち音は大切にしつつ、自分の理想を求めることも出来ます。
それには体を変えるしかありません。
自分の演奏に満足している方が、もしいたらそれはそれで良いと思うんですけど、まだ自分の本当の個性と出会ってない可能性があります。
日本人は床が踏めない人が多いので。
生まれ持った才能、条件は変化しないものではなく、意外と流動的なんです。
続く。
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