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どんなに練習しても何かが違う

骨格的に白人黒人のほうが床が踏めます。


日本人は楽器や曲が流れていない時にリズムを刻んだり踊りだしたりすることは少ない、それはハーフパイプがないから身体にリズムがないのです。

海外の方がすぐに踊りだしたり歌いだしたりするのは、生活の中にあるリズムと同期出来るからです。


身体が気づかないだけで世の中はリズムに溢れています。ただ歩くだけでもリズムになってしまうのです。

身体が反応してついついのってしまうから。

こういうのは感じようとするものじゃなくて感じてしまうのです。

365日24時間自分自身が、音楽というかリズムそのものですから、無意識に音楽と関わっている時間が圧倒的に違います。

 

「日本人のピアノやオーケストラはつまらない」と言われてしまうことがあるそうですね。

残念ながら同じように「日本人のバレエはつまらない」と言われることがあります。

 

このハーフパイプが無い人の演奏やダンスはつまらないんです。


日本人でも、聴いたり見たりする側としての感性がある人は結構います。

音楽やダンスから「それ」を感じとる感性、受信する側の感性のある人はいるんです。

そういう人はピアニストやバレリーナにハーフパイプが無いことを見抜いてしまいます。

 

受信する感性の無い人は音楽ならハーフパイプ以外の要素、例えばJポップなら歌詞を重視して聞いていると思います。

 

ロシアピアニズムをやっている方は受信する側の才能はあるはずなんです。

たまたま聴いたピアニストの演奏にショックを受けて奏法を変えたりしたわけですよね。(奏法を変えるということについてもいずれ書きます)

 

ただどんなに練習しても「何かが足りない」「何かが違う」そう感じたなら、床を踏むことに注目したら良いと思います。