説明が難しいのですが、つながっている人、過去につながっていた人は、つながりがある人と無い人の見分けがつきます。
ダンサーでなくてもいろいろなものを見ていて目が肥えている人でも見分けがつく人はいます。
体が完全につながっているバレエダンサーは、それほど多くはいません。
ほとんどのバレエダンサーがクラシックバレエの時は形のつながりで綺麗に踊れているように見えても、コンテンポラリーの作品になった途端に床からの流れではなく体のパーツがそれぞれで動いてしまっている感じで、それっぽく動いているだけというのが分かってしまいます。
つながっている有名な人だと森下洋子さん、下村由理恵さん、吉田都さん等・・そして有名にはなっていなくてもつながっている素晴らしいダンサーも知っています。
勿論これらの方々も大好きなダンサーなので、どちらが素晴らしいということではないのですが、白人の身体のつなげかたとはやはり違うのです。
海外の素晴らしいダンサーは床から噴水のように、エネルギーを放射させて末端につなげます。
もしくは、床が逆さまになったような、コウモリのようにぶら下がっているかのようなつなげかたです。
いっぽう日本人のつなげかたは張る力でつなげます。
張っているので、海外の人よりまさに「つなげてます!」って感じです。
バレエには、おなかから作って上半身と下半身を繋げる指導方法があります。
でも、海外の人はおなか中心に作ってもおなか中心にはならない、もともと床からのつながりが強いから。
踏めない日本人も、張る力でつながると内ももが使えて踏めるようになります。
ただし、5番の軸ではなく3番よりの軸で、ターンアウトもそれほどしないままつながってしまいます。
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