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床を踏むバレエの原理、その2「転がり」

①②③がしなりからの転がり。

黒丸が踏む支点、それを移動させていく。

踏む力が最も強く加わっている部分があります。

それはX脚なのでの足首とふくらはぎの間あたりにあります。

踏む支点と呼んでます。

 

その支点の位置を→踵→土踏まず→つま先というように移動させていきます。

これを「転がり」と呼びます。

ロッキングチェアを動かすイメージです。

 

その際に注意点があります。

土踏まずを意識的に上げてしまうと足裏のカーブだけが反対向きになり、上手く転がりません。

 

土踏まずを上げると脚が床に固定され安定した感覚になるかもしれませんが、転がりが無いので反転はしません。

反転しないから筋肉で甲を出すしかありません。これだと足裏とアキレス腱に負担がかかりすぎて痛めます。

有名なバレリーナでもこの使い方でしょっちゅう痛めている方が多いです。

 

土踏まずが一番強く突き上がるのはポワントに立ちきる瞬間です。

 

 

多くの人が間違えている踏み方。

(土踏まずを意識的に上げている)

 

膝から足首までのカーブと、土踏まずのカーブが逆向きなので転がりが無い。

この立ち方は、アテールの時もポワントに立った時の足で立ってしまっている。