ゲイナーに合わせた立ち方=海外のバレリーナの立ち方

箱根駅伝でも履いている人の多かったNIKEの厚底シューズ、ヴェイパーフライについて、あるランニングコーチの方が 

「ヴェイパーフライに合わせた走り方=理に適った記録の出せる走り方」

「ヴェイパーフライには速く走るためのランニングフォームを引き出す効果がある」

とおっしゃってました。

 

ゲイナーのポワントもこれと同じようなものだと思います。

ゲイナーに合わせた立ち方=理にかなった立ち方。

ゲイナーには楽に踊れるための脚の使い方を引き出す効果があります。

 

ゲイナーに合わせた理にかなった立ち方とは、ドゥミを筋肉で無理やり通さず、通過させる立ち方です。

日本人のドゥミの通し方では、ふくらはぎが太くなるだけで、丁寧に使って見えるという以外に意味がありません。

足指の筋肉の力でグーっと立つのはバレエではありません。

こうした間違った立ち方をしていると、逆に足指足裏が弱くなってしまいます。

 

脚をしならせて、転がして、弾いて(はじいて)ポワントに立つのがバレエです。

このほうがドゥミを強く通過しますから足指足裏が強くなりますし、甲も出ます。

 

箱根駅伝では多くの大学がヴェイパーフライを履いているので、その中で勝つには上手く履きこなすことが必要になります。

ヴェイパーフライはアテールだけですが、ゲイナーはアテールとポワントで立った時の2種類の動きがあるので履きこなすのは難しくなります。

 

ゲイナーを履きこなすには海外のバレリーナと同じような踏み方をしている必要があります。

なので、ゲイナーが合わないから履かないのではなく、ゲイナーに合わせた立ち方をする必要があります。

 

ゲイナーに反対している方は、おそらく筋肉の力でコントロールして踊るタイプのダンサーです。