今までパーソナルレッスンを受けていただいた方の多くが「いろいろな先生に教わってきて、たくさん注意してもらえたけど根本的な原因をなおしてくれる先生はいなかった」とおっしゃいます。
日本式お腹引き上げバレエでの教えは、根本的な原因を直すのが難しいのです。
なぜなら、私のやっている踏むバレエは、踏んだ結果として上に伸びる。
原因があって結果がある。
出発点があってゴールがある。
だから出発点を改善すればゴールも変わる。
お腹引き上げバレエは原因(踏む)が無く結果(上げる)だけある。
出発点が無いままゴールを作る。
だから何が原因か?わかりにくい。
お腹引き上げバレエは一種の職人芸的な技術で、教えている側も教わっている側も、一番大事な部分がわかりにくいのです。
私はお腹を使わないと言っているわけではありません。
白人の踏んだ結果使われるお腹と、意識的に鍛えて使われる日本人のお腹は似て否なるものなのです。
海外のバレエ学校に留学しても、踏み方を教えてもらえるとはかぎりません。
元々踏める人が入学してくる学校だからです。
ですから日本人が海外に留学して太ももを筋肉ムキムキにして帰ってくることがよくあるのです。
日本人がお腹を引き上げれば、内ももが使いやすくなるのはわかります。
その内ももを下に引っ張ることで、踵を遠くに押し出すことができる。
この状態を踏めると判断される方もいると思いますが、これは本物の西洋の天才が踏んだ感覚とは別物なのです。
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