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優秀な女の子①

先週の土曜に福岡県から長末 春さんがパーソナルレッスンを受けに来てくれました。

コンクールでは国内でも海外でも常に上位の優秀な女の子です。


表現力もありテクニックもあり丁寧な指導を受けているんだなということがわかりました。


ですが彼女にも悩みがあり、まずポワントで立つと足首が引けてしまう、股関節から脚を使えない、腰が反ってしまう、等でした。


まず初めにおこなったことは足首と股関節の調整、そして脚の踏む支点を作り股関節と繋げました。

この時点で今までとは立った感覚、脚を動かした感覚がまったく違うことに驚いていました。


その時の彼女の言葉を書くと「今までは外側から出してしまう力を無理矢理くいとめて内側から出すようにしていたのに、今は何もしなくても自然に内側から脚が出る。脚が遠くに伸びる。」と言っていました。


見学していたお母さまは「今まで整体やらなんやらいろいろ行ってみたけど直らなかったのに」と驚いていました。


その後、床を踏もうとすると股関節が後ろに引けてしまう体だったので、踏んだ瞬間に股関節が上につき上がるように誘導していきました。

股関節の動きは股関節だけの問題ではなく、みぞおちをしめつけ肋骨、横隔膜、背中の動きを制限していることも原因の1つでした。


この場合、横隔膜が開いてしまおうが何だろうが、とにかく踏んだ瞬間に股関節がつき上がる方を優先しなければいけません。

体が低く折れ曲がったまま直すことは出来ないのです。

脚の支点と股関節が上手くリンクして、股関節がつき上がるようになれば、腰が反ることは無くなります。 

 

このあたりで1時間半が過ぎ、パーソナルレッスンを終了しようとしたのですが、ポワントも見て欲しいとのことで延長することになりました。


ポワントでは、体を上に伸ばされる状況を作り、踏む支点を作っていきました。ポワントの場合の支点はS字なので2つです。


そしてパーソナルが終わった後も、もっとパーソナルレッスンを受けたいとのことで、月曜日の飛行機に乗る前に飛行機に間に合う場所でレンタルスタジオを借りて頂き、そこでパーソナルを行いました。 


続く。