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ハイヒールを履けない日本人

社交ダンスやモデルの仕事でハイヒールを履く必要のある方がいます。


日本人は踵が高くなったら膝を曲げて体を低くして安定させようとします。

一方、白人の方は踵が高くなったぶん体が引き上がり上に伸びようとします。

ハイヒールは強制的に踵を踏まされる靴なので、元々踏めている人しか履きこなせません。


踏めてない踵を下から押されても、バランスを崩してつんのめりそうなります。

それをくい止めるために関節を曲げます。

くい止めるということは筋肉や関節を固めてロックしてしまうことになるので脚が太くなります。


社交ダンスなどで関節が曲がってしまうのに、それを伸ばそうとすると筋肉vs筋肉になって硬い動きになってしまいます。

下半身を台形のように踏ん張って、上半身だけなめらかに踊る人もいると思いますが、それだとどんどん脚は太くなりますし体力の消耗も激しいでしょう。


床が踏めると下半身から伝わる波で動けるので、自然で大きな動きになります。

波は、初め小さく徐々に大きくなります。

だから小さく動いても大きく動いているように見えます。


踏めない人は下からの波で動けないので、初動から大きく踊ろうとします。

初動が下半身に無いので、手先から動かしてしまうとわざとらしい下品な動きになります。


なので社交ダンスやモデルのウォーキングを上達させたいなら、まず床が踏めるようにしたほうが良いのです。

というか踏めないとどうにもならないです。