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レスリングや柔道の選手が踏めるようになったら

左のストローが日本人。

右のストローが白人。

      


右の白人が左の日本人にプレッシャーをかけている。

左の日本人が右の白人にプレッシャーをかけている。

前回の続き。

投げるスポーツで書いた支点の高さの違いですが、他のスポーツでも勝敗をわけるポイントとなります。

 

写真の折れ曲がるストローを見てください。

上が曲がるのが日本人。

下が曲がるのが白人です。

 

この2本のストローがレスリングや柔道で取っ組み合いをしたら、どうなるか?

 

レスリングも柔道も技をかける前に、押したり引いたりして相手を崩しますよね。

 

その時に日本人は相手を小さくしか崩せない。

体の高い位置での崩し。

プレッシャーが弱い。

 

白人は相手を大きく崩せる。

体の低い位置から全身を使った崩し。

プレッシャーが強い。

 

守りになったら日本人はどっしりした下半身で踏ん張るのは得意だけど、その限界をこえて白人に大きく強く崩されたら耐えられない。

 

白人は日本人ほど安定した下半身ではないけれど、崩されても上半身を逃がしてバランスを保てる。

 

だから組技格闘技では下から曲がるストローのほうが有利です。

日本人とは体の圧力が違います。

 

ヨーロッパやロシアの人が、レスリングや柔道が強い理由がこれではないかと思います。

 

今回書いたことは、サッカーやバスケットのぶつかり合い、ラグビーやアメフトでも重要なことです。