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足の甲と引き上げのパターン①

1番左側の写真の様に、甲が出て反張膝でS字ラインの脚の人の場合。

 (久しぶりのポワントでトゥパッドをつけてないので踵が余ってますがそこは気にしないでください)


右の絵のような引き上げ方になります。


甲の部分(絵の黒丸)が外側にしなることにより、その対極の動きとして脚の内側ラインがボディの中心方向へと向かっていきます。

中心に集まったあと、丹田、みぞおち、鎖骨の中心、あご、鼻などから放射状にエネルギーが伸びていきます。

 

正しく床を踏んだ反射として足首がバネのようにビヨン!と外側方向に押し出されます。

そしてまた足首が押し出された反射として、脚の内側ラインが体の中心に向かって、より内側にビヨン!と引き寄せられるのです。

 

足の甲が床を踏んだ反射として外側へビヨン!とはじき出された場合、アキレス腱付近の力みは無く、アキレス腱付近が充分にバネの役割をし、固める力は無いので痛めることがありません。

      

これが受動的に作られた足の甲です。


上半身は矢印のように、しなりのある大きなアーチを描きます。


この体を持ってない人が、ただ形を真似してグイグイ押し込んで人工的に足の甲を出すと痛めやすくなります。

機能が無いのに形だけを真似するからです。