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日本人の背中が弱い理由

日本人は筋肉がつきにくい理由の続きです。

 

昔からボディビルの世界で日本人は背中が弱いです。

努力しても弱いです。

 

この理由をバレエの「床を踏む」から書いてみます。

 

背中の基本的なトレーニング種目にベントオーバーローイングがあります。

踏めている白人の場合、球体の中で絵のような重心移動をします。

腕を伸ばした時に、足首から腰までがやや後傾する感じです。

 

座骨から足裏までが足裏のようになり、腕を伸ばした時にふくらはぎの辺りが踵のようになります。

上半身の動きに合わせて踵の位置が移動する感じです。


腕が伸びてバーベルが下がった時に、膝を少し伸ばして腰を上に上げると広背筋の起始停止が最大限にストレッチされます。

ケーブルローは腰の位置が固定されますが、自由に腰の位置を変えられるのがバーベルローの利点です。

 

これが出来ると腰を痛めません。

たとえ腰が丸まっていても痛めません。

むしろ腰を丸めることで背中がストレッチされて可動域が大きくなります。

動画のアーノルド・シュワルツェネッガーのようなフォームです。

 

私も床が踏めなかった頃、このアーノルド式ローイングを真似してみましたが、腰が痛くなってまったく耐えられませんでした。

トレーニング以前にベントオーバーの姿勢を維持することが出来ないのです。

有名な日本人ビルダーの人もやはり腰が辛くなると言ってました。

当時は「外国人は生まれつき腰が強いんだろうか?」と思っていました。

 

続く。