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バレエの凄いところ

日本人はフィジカルが弱いわけですが、これは生まれつき弱い。


それを後天的な努力で改善できるか?というと、そのまま海外のトレーニングを取り入れてもあまり強くはなりません。


まず踏める体にする。

その後でスポーツの練習やトレーニングをすれば日本人でも強くなります。


その踏める体にする方法が、ビートで教えている立ち方です。


どんなスポーツでも何年もやっていればどんなに努力しても進歩が無い状態になりますが、踏める体になれば更にそこから伸ばすことができます。


その方法があるのがバレエの凄いところです。

私の知るかぎり他のスポーツやダンスには無い。


なんでバレエにそれができるかと言うと、バレエは体の無駄な力をすべて削ぎ落として、体の持つ原始的基本的な機能のみで動くからです。

その原始的基本的な機能は、弱くて小さくて繊細なものです。

だからなかなかそこの違いに気づかない。


この機能が強いまま外側も強くしなければならないのが一般的なスポーツの難しいところです。

外側を強くすると、この機能は弱くなりがちです。

そこでバレエの出番なんです。


普通の人の弱いところが強くて、普通の人の強いところが弱いのがバレリーナの体です。