前回の続き。
踏めない私はスクワットしても、ただ脚が太くなるだけで上半身は大きくなりませんでした。
そしてボディビルの大会に出るために減量してもなかなか脚の外側の脂肪が落ちませんでした。
私を含め床が踏めない日本人の場合、無意識に大腿四頭筋を固めて立っています。
それは筋肉を筋肉として動かすというより、骨のように固めた支え方です。
そうすると脚の脂肪が落ちにくくなります。
減量しても上半身の脂肪は落ちたのに、下半身の脂肪は落ちないままという状況になります。
ボディビルの大会では全身の脂肪を完全に落としきることが求められるので、更に減量を進めていきます。
そして、なんとか下半身の脂肪が落ちた頃には上半身の筋肉も落ちていました。
筋肉が落ちたので減量として失敗です。
踏めない人は上半身が仕上がった後に下半身が仕上がるのですが、その時間差が大きい人ほど上半身の筋肉が落ちます。
これはボディビルでよくある、オフシーズンには大きかったのに絞ったら意外と小さくなってしまう現象です。
脚の太いバレリーナがダイエットして脚が細くなった頃には上半身がガリガリになってしまうのと同じです。
だから、日本人は床が踏めるようになってからスクワットしたほうが良いのです。
床が踏めない日本人にスクワットは最低最悪な種目です。
私は20年以上そのことを知らずに報われない努力をしてきました。
いや、本当はそんなに真剣に努力してません。
努力しても進歩が無いので徐々にやる気は無くなり惰性で体をちょっと鍛えている人になってました。
トレーニングって進歩が無いと、ただひたすら苦痛なだけで楽しくないので。ゲーム性もまったく無いし。
トレーニングを始めたその日から今現在と同じ知識があれば…と思います。
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