前回の続き。
ベントオーバーローイングがやりにくければ他の種目をやれば良いじゃないか。
マシンを使えば良いじゃないか。
と思うかもしれませんが、それは間違っています。
上半身を床と平行まで倒すベントオーバー姿勢が出来ないなら、その人は踏めてないんです。
踏めてない体のまま他の種目をやっても効果はあまり無いんです。
体の重心移動が出来てないから。
基本種目が出来ないなら何かがおかしいと思うべきです。
それとマシンの場合は体が固定されます。
固定された状態で強い力を出すのは危険です。
クリスディカーソンが「フリーウェイトは体の内側から外側に向かって強くする、マシンは外側から内側に向かって強くする」と言ってましたが、マシンだと重心移動という機能を無視したまま外側の筋肉だけを強くしてしまいます。
短期的な効果はあっても、長い目で見ると体型が崩れたり怪我しやすくなったり動きにくくなると思います。
現在のトレーニング業界の教科書的なフォームだと上半身は45°ぐらいまでしか前傾させず、軽く腰を反らせるフォームが推奨されています。
腰を丸めるのは絶対にやってはいけない非常識なことです。
続く。
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