モデルウォーキング

パリコレを目指すモデルの卵に、冨永愛さんがウォーキングの指導をしているテレビ番組を見ました。

海外では日本人モデルのぶれない一定の歩き方はジャパニーズウォークと呼ばれているそうです。

 

上下の波のような動き、軽やかなリズム感、そういったものが無い歩き方のことです。

 

動きが小さいので服もなびかない。

服によっては逆にそれが綺麗に見えることもあるでしょう。

 

ハイヒールで上手く歩けないモデルの卵に冨永さんが「筋力が足りないからスクワットをしたら良いんじゃないか?」というアドバイスをしていました。

これは正しくもあり、間違ってもいると思います。

 

冨永さんは「床を掴む」と表現していたけど、冨永さんは床を正しく踏めている人。

白人、黒人も踏めている人が多い。

そういう人達はスクワットをしたら踏む力が強くなる。

 

どんどん体の内側、中心が強くなって体は上に伸びていく。

肩、首、腕の力も抜けていく。

脚も太くはならない。

 

でも、正しく踏めてない人がスクワットをやるとどうなるか?

どんどん体の外側が強くなって中心が弱くなり、体が沈んでいく。

肩、首、腕に力が入って固まっていく。

脚も太くなる。

ますます踏む力が弱くなる。

 

このように同じことをやっても、その人が床を踏めているか?踏めてないか?で真逆の結果になります。

まずハイヒールを履いて楽に歩けない人は踏めてない人です。

 

ちゃんと床を踏める、アーチ重心をもつバレリーナならハイヒールを履いても疲れません。

重心移動が正しくできるからです。

 

番組の中でモデルの卵の人がウォーキングで振り返る時に、顔をつける動きが不自然でぎこちなくなってしまうのも、踏めてないからです。

 

一流の人や海外の人のアドバイスを聞く時は、その人と自分の体は必ずしも同じではない。ということを前提に聞くべきです。

むしろ大半の人とは違う体をしていたから、一流になれたのです。

 

ビートは、その部分を変えることができる教室です。

モデルの方で海外の人と同じ立ち方、歩き方がしたい方はレッスンを受けてみてください。

バレエの経験は必要ありませんし、体が柔らかい必要もありません。


バレエの場合は、立ち方を変えてから軸を細くしたり上半身のコントロールをしたりしていかなければバレエのテクニックはできませんが、モデルの方はそこまで必要ありません。


上半身は自由なので、その人の体本来の個性的なウォーキングになると思います。