· 

パーソナルレッスン【プリエ編】

パーソナルの初回レッスンでまず見るのは、やはりプリエとストレッチでどの様な癖があるのかということです。

ストレッチで伸ばさなければいけない部位と、違った部位ばかり伸ばしてしまうケースも多いのです。

 

ストレッチで間違った部位ばかり伸びてしまう原因に、股関節、骨盤が外に広がってしまっている(いわゆる安産体型)場合があります。

この場合、ストレッチより先に股関節、骨盤を正しい場所に閉めていくメニューを先にします。

そもそも股関節が広がっていると脚の内側が使いづらいです。

 

続いてプリエが正しく出来る条件を載せていきます。

①足の指が縮んでいないこと。

②足の裏に正しく重心がかかっていること。

(3点重心、つま先重心、かかと重心のいづれでもありません。言うなればアーチ重心の様なものです)

③足首の前側が固定されていないこと。

(アキレス腱が短くてプリエしづらいと思っている方のほとんどがこのパターンです)

④ふくらはぎを使い過ぎていないこと。

➄単なる膝の曲げ伸ばしになっていないこと。

⑥脚の内側からお腹につながる感覚があること。

⑦大腿四頭筋外側広筋を使い過ぎていないこと。

⑧大転子付近に無駄な力みがないこと。

⑨腸腰筋を固めて使っていないこと。

➉みぞおちを固く閉めつけていないこと。

⑪呼吸に合わせて肋骨が充分に動くこと。

⑫肩甲骨の位置を固めていないこと。

⑬僧帽筋、肩に無駄な力みがないこと。

⑭肩関節がつまっていないこと。

⑮鎖骨が閉じていないこと。

⑯腕の内側を感じることが出来ていること。

⑰肘、手首の力で腕を持ち上げていないこと。

⑱首の前側をロックしていないこと。

 

等々、まあ細かく言えばきりがないですが、これらを一個づつクリアしていったからといって、正しいプリエが出来るわけではありません。

逆に身体は混乱しストレスになると思います。

 

自然にこのようなプリエになるように、身体の初期設定を行わなければ、意味が無いのです。

 

自然で良い身体とは、相反した感覚が必ず存在しているものなので、例えば背中を閉じている時、同時に広がっている感覚もあるのです。

先生の言葉通りにただ閉じたり開いたりするだけでは、上手くいかないのです。