ピアノを弾く時に肩が上がってしまう①

知り合いの子にピアノを弾く時に左肩が上がってしまう子がいまして、ピアノのコンクール前なのでバレエの指導で癖を直せないかな?ということでした。

 

子供の習い事でこの様な良くない癖が出てしまうのは、よくあることです。

 

良くない癖とは本人が無理した為に出てしまった癖、委縮や焦りから出てきた癖、学ぶべき何かの段階を抜かしてしまったせいで出てきた癖のことです。

 

実は良い癖、問題のない癖というのもあるのです。

 

良くない癖の一番の原因は、教える側が成長を急いでしまうことでしょう。

他の子供と比べて競わせて良い成績を望んでしまうことが一番の原因だと思います。

コンクールに出すのが悪いわけではありません、上手く利用すれば良い刺激と経験になるでしょう。

 

ですが教える側の心の在り方は、割と子供の癖に出るのです。

 

最近の傾向として、その子に適したものより難しいもの、レベルの高いものを、与える傾向があります。

確かにその方が短期的には早く成長するかもしれません、子供の頃はコンクールでも良い成績が残せるかもしれません。

 

ですが、長期的には良くないでしょう。長期的には簡単と思えることをこれでもかというくらいやった方が良いのです。

出来ない、難しいと思ったときはまた簡単なところまで戻ってひたすらやるのです。無理やり難しいことをやり続けると違った形で出来る様になってしまいます。

それを修正するのは時間がかかるのです。

 

とはいえ、無理をしなければいけない理由もそれぞれにあるわけで…

とりあえずピアノを弾く時肩が上がらない様にするための、弾きながら出来るトレーニングをお伝えしました。

続きは次回書きます。