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内臓が気持ち悪い

3回目の受講の方です。

先週プリエの仕方に少し誤解があるなと感じたので、今週はそこから修正していきました。

 

ご本人は股関節が硬くて開かない、とおっしゃっていました。

が…見てみると、決して硬いわけではなく、プリエをする時、腹筋とお尻の外側の筋肉が股関節の外旋をブロックするように反応しているのが原因だったので、

下半身と上半身をつなぐ接続部分(身体の中心部分)の感覚を目覚めさせるトレーニングをしました。

これをすることにより外側の固めている筋肉の力が抜けます。(注:よくある体幹トレーニングとは違います)

この状態でプリエをしてもらった結果、股関節の外旋を邪魔していたものが消えたので、画像の状態まで可動域がでました。この状態で日々プリエをしていくと股関節は自動的に外旋方向に引っ張られていくので、どんどん外旋していきます。

 

【プリエに関してのご本人の感想】

プリエの時脚の内側が外に外に引っ張られる感覚が分かった。

付け根の奥が伸び、股関節の位置がはっきりと感じられるようになった。

今までになかった下半身からみぞおち辺りに何かが突き上がる感覚があるので内蔵が気持ち悪い。

 

このように、関節の位置や身体の内側の感覚が感じられるようになるのはとても重要です。

ここまでくると、教える側と教わる側、とゆうより本人の身体の感覚と話しあいながら、より質の高いレッスンをしていけるようになります。本人が身体からのメッセージを受け取れるようになるからです。

 

 

肩が前にかぶって猫背になってしまう、あごを引いてしまう、首が縮んでしまう、脇が上がらない、等のご本人の悩みもありましたが、3回目で画像のように大分改善されました。勿論私は触ったり位置を変えたりしていません、ご本人の身体が自然に変わったのです。

 

(ただこの方は私立ち合いで整体の清水さんに関節に隙間を開けてもらったりしてるので、かなり変化が早い方だと思います)