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プラテルの体

下半身を正しく使うことで上半身をリラックスして解放させるのが海外の踏むバレエです。

踏むことで「腰」と「首」が作られます。


ただ…ターンアウトが完璧に開き過ぎると、踏むだけで踊れてしまうので、「首」と下半身がつながりにくいので、完璧につなげず、上半身は作りこまず、日常生活の延長の様な感じで、踊るダンサーが多いです。


腰、首、が完璧に出来ていてなおかつ、完全につながっているのはエリザベット・プラテルです。


パリオペの人達は、上半身は日常生活の延長で美しいといった感じです。

変に作りこんだ感じはしません、なので、演じる時とても自然な感じがします。


もしかすると、プラテルは意図的に「首」「腰」を作り完全なつながりを作るためにやや外旋をおさえたのかもしれません。


完璧な体だと人間らしさが無くなり、神秘的になります。

演技派の女優がバレエで見せている、というバレエとはプラテルは違います。


海外は下半身が完璧で綺麗、でも床からのエネルギーを上半身の指先まで伝えられる人は少ない。

そもそも完全につなげなくても、形だけの部分は少ないので魅力的。


日本人は指先まで、綺麗に器用に動かし、つながっている形だけを作るのは得意ですが、実際につながっている人は少ない。


「腰」と「首」を先に作って踏めるようにするのが日本のつなげるバレエです。

上半身を正しく使うことで下半身を正しく使えるようにします。


上半身から作るので「足裏」は出来にくい、間違えやすい、よくわからない傾向があります。

日本人は上半身を崩さないという意味では綺麗、ですが自然ではありません。


ビートでは相手の動きを見て体を触って、テントの周りのどこが正しく機能してないか気になる部分の改善をして「腰」「首」「足裏」を作っていきます。