どうしたらピアノが歌うか?
支えは波で曲線だから、円や球になります。
サーフィンのチューブライディングの時の波を見ればわかりますよね。
波がトンネルのようになってます。
ピアノの弦もハンマーに叩かれて振動します。
振動は波ですから、その振動の波から円が生まれ、空間に広がっていくのではないでしょうか。
バレエの脚も、支えと同じように踏むので、円や球になります。
体の前後左右に大きな球がある。
鍋でそうめんを茹でていると、対流が発生します。
そうめんがトーラス体になります。
トーラス体はリンゴを縦に切った時の形です。
自然界によくある形です。
あの中心にバレエダンサーがいると思ってください。
鍋が大きければ、対流もどんどん大きくなります。
円はどんどん外に大きく広がっていくのです。
だから床が踏めると球体の空間が広がっていくのです。
これは単に頭の中で思い描くイメージではありません。
実際にそうやって動いてます。
このトーラス体こそが、バレエであり、ピアノであり、歌であり、音楽なんです。
これはロシア人にはあっても、日本人にはほとんど無いのです。
よく「ピアノを歌わせる」という言葉を聞きます。
どうしたらピアノが歌うか?
このトーラス体を持っている人がピアノを弾けば歌います。
まずピアニストの体が歌わなければ、ピアノは歌うわけがありません。
「ピアノを歌わせる 」前に「歌う体」を作ることが必要です。
その対流を作る方法こそが、床を踏むです。
これがトーラス体